2018.04.15
連載!初のディール ~ 第2章 仕入れ契約できるのは誰だ?契約直前でかっさらわれる? ~
こんにちは!マーブルの菅原でございます。
今回も前回の続きです。
連載!初のディール ~ 第1章 胃に穴が開きそうだった一か月の幕開け ~
本件の重要なポイントは2月末という決済期日までに、「誰が確実な買い手として決済できるのか?」という点でした。
売主の業者は販売用不動産として仕入れたため、2月末日までに売却しないと、融資を受けている銀行へのペナルティが発生します。
そして、ペナルティを回避するためのファイヤーセールであるため、違約金発生による契約解除は売主も望んておりません。
(ちなみに弊社の馬場が手掛けた決済直前の違約案件は、一粒で二度おいしい案件でしたが。。。 詳しくは こちら をご覧ください → 決済当日の解約 後編)
2月末日の決済に、確実に販売することができる業者に売りたい売主の業者と、物件を抑えないと1円にもならないため、必死で物件を抑えにいくあまたの不動産業者という構図がここに完成。
この時点では、圧倒的に立場の強い売主に対して、弊社も含めて複数の業者があらゆる手段を使って物件を抑えにいきます。
他のどの業者よりも先にお客様を案内し、契約に向けた打ち合わせのための売主訪問も終え、他社よりも一歩先んじて週明けの仕入れ契約の調整をしていた金曜の夜に、売主の担当から電話が入りました。
「他の業者が融資特約無しで、最悪の場合は現金で2月23日までに決済するって言ってるんで申し訳ないのですが、そちらと契約します!契約は週明けの月曜です」
という一方的な通告。
売主は、不動産流動化ビジネスをしているため、資金効率を優先するので、一日でも早く決済できる人間を優先するとのことでした。
なんとも言えない直前で物件をさらわれるあの感覚を再び味わうことになりました。
「まだまだ未熟なお前は、物件を売ってはいけない!」と神に言われているのではとも感じました。
整理がつかないまま、暗い気持ちで過ごした週末。
明けて月曜日に売主と買主が仕入れの契約をしてしまうと本件はジエンドです。
月曜の朝に、売主業者の会社の目の前のマックで待機しながら、朝一番で、
「なんとかなりませんか?」と拝むような懇願の電話をいれましたが、覆すことはできず。。。
お客様になんて説明しようと考えていた夕方、売主の担当者から電話が入りました。その電話で事態は再び大きく動きはじめます。
次回へ続く!
皆様の投資の一助になれば幸いです。
菅原
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