こんにちは。マーブル馬場です。
さて、前回の続きです。前回はコチラから
業者「解約でお願いします。」
私「はい?(;^ω^)」
私もさすがに困惑しましたが、売主さんの手前取り乱すわけにはいきません。ここから軌道修正を如何にするべきかということで話を進めます。
私「ということは、違約金が発生しますが?」
業者「…仕方がありませんね」←じゃ、買えよ!
ということで契約書で取り決めをしました売買代金20%相当を違約金として売主様にお支払い。また弊社も違約ということで仲介手数料全額を頂くことでその場はまとまりました。
話がまとまり、売主さんが思わぬ違約金ボーナスを手に入れたところでご帰宅いただきます。
そこへ銀行支店長の登場となりました。
銀行支店としても本件の融資実行を本部に報告しておりますから、理由はどうあれ本件は成約(=融資実行)まで持っていかないと面子が立たないのでしょう。ましてやエンドが逃げたなど報告できるわけもありません。
怒り顔の支店長を横目に、私は退席し、隣のブースで聞き耳を立てます。
支店長「……」
業者「……」
※書けません笑
30分ほどこってり絞られて、業者さんがこちらのブースに顔を出しました。
業者「さきほどの物件なのですが…」
私「はい」
業者「再度、契約させていただきたいのですが」←いや、買うんかい!
急いで売主さんを呼び戻して、契約のまき直しとなりました。
というのも買い取り業者としては、違約金を支払って当初の計画が達成できないとしても。いえ例え赤字だとしてもこの取引を成約させなければならない状況でありまして。
これをやり遂げない場合、銀行出入り禁止という厳しい制約が課されるためです。
普段カモネギを料理している業者さんが、鍋と調味料をセットで持ってきてくれた落語みたいな話だな。と感じながら10月某日、本件は無事決済を迎えることができました。
エンドさんは本件をいくらで買ったんだろう。。合掌
この違約金ビジネス。もう一回ぐらいあれば、正直おいしい事この上ないです。
なんとかスキーム作りできないかなぁと考えておりまして、いろいろと検討しました。
買い取り業者さんは、物件単体で銀行評価を取り付けて、そこにエンドさんをはめ込んでいくというやり方です。
ということは、先に評価を取り付けて買取業者と契約(もちろんローン特約無し)。エンドがはまる前に、物件に難癖をつけて融資内諾を取り消しさせ、違約金を手にいr…
あ、これは「貸します詐欺」だ。。
我に返って、本日もまっとうな仲介に励むのでした。
馬場
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