2023.09.23

自主管理の恐怖~高齢の売主には気を付けよう~②

こんにちは、マーブル石原です。

今回は前回の続きになります。

前回の記事はこちら

さて、契約直前に分かった2部屋の退去ですが、誰が悪いというと売主が悪いのですが、今更犯人探しをしてもしょうがないので、お互いの妥協点を探そうと思います。

室内は退去したばかりなのか、特段クリーニングや修繕工事はされていない状態ですので、

当然ながら原状回復工事は売主負担という事になります。

 

ですが、ここでも

”退去後の精算は終わっているから原状回復工事は終わっている”の一点張りで何の対応もしようとしてくれません。

そもそも誰がいつどのように精算したのかも不明です・・・

責任のなすりつけ合いで平行線をたどっているので、いよいよ契約は延期か、このままいくとブレイクするかーと思っていると・・・

 

私が払います!!

 

!?

なんと売主の娘が登場し、今回の契約は私が責任もって母を説得します!

もし説得出来くても私が払いますので、このまま案件を進めてください!

と激アツの一言

 

聞くとこの娘さん、実は過去に何回もこの物件の売却の話があった際に呼び出されては必要書類の準備や、現況の確認を行っていたのですが、その度に売主のずさんな管理方法が原因でブレイクしてという事を繰り返しており、もういい加減終わりにしたいと思っていたという事です。

また、大家業を継ぐ気はなく現在のお勤め先で一生懸命頑張りたいのでこれ以上仕事の邪魔はしてほしくない!!

という強い意志をお持ちでした。

 

救世主現る!!

という事でここからは娘さんを窓口にして話しを進めることになり、今回の2部屋は売主(娘さん負担)で原状回復工事をすることに話がまとまり一安心!

やはり物件購入の際には仲介業者や家族といった周りの人たちをどれだけ味方に出来るかはとても重要な事です。

その味方を作るために、どんな情報を相手方に伝えるのかを考えるが私たちの腕の見せ所なんですね。

 

おそらく今回この娘さんが出てきてくれたのは、本人の立場や過去の事例から”早く決済してしまいたい”と思っていたなか、弊社が確実に決済出来る人物なんだという事をしっかり伝え、

今回逃したらもう決済出来ないかもしれない!と思ってもらえたからでしょう。

 

 

さぁて、契約に向けて付帯設備など諸々物件に関わる書類を確認してっと。

 

ん?

プロパンガス承継債務500万円・・・

 

なんですかこれー!!??

 

皆様の投資の一助になれば幸いです。

石原

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