2018.02.28
民泊新法と多発する駆け込み臨時管理組合総会
こんにちは。マーブルの菅原でございます。
マンションにお住まいの方は、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、この2月~3月頭にかけて、臨時のマンション管理組合総会が全国各地で開催されております。
私も、先週末に弊社で保有する麻布の区分マンションの臨時総会に参加してまいりました。(実家のマンションの臨時総会にも参加しろ!と父親からプレッシャーをかけられましたが、そこはJ2の開幕戦を最優先にこの1ヶ月過ごしてきた自分!決済前だと言って回避しました!)
今回の臨時総会ラッシュは、今年の6月から施行される民泊新法(住宅宿泊事業法)が影響しています。
なんと、日本全国で、届け出をすれば原則として民泊が可能となるのです!
そして、自分たちのマンションを民泊事業者から守る?ためには、事業届け出が開始される3月15日までに、管理規約の中に、明確に民泊を禁止する規定を設ける必要があるのです。
今回、管理規約変更について説明してくださったマンション管理会社の担当者は、
「なんで、民泊を許可するという規定がないマンション以外は民泊不可という法整備ではなく、禁止規定を新たに作らないといけないのか。。。」
と愚痴っておりました。
このあたりは、東京オリンピックに向けて宿泊施設が、一説によると4万件以上も不足することを見据えて、民泊を推奨したい国の意向が感じられます。
そして、今回の臨時総会に参加してみてふと考えたのですが、実需で購入したマンションの入居者の方は、住環境を守るために民泊を禁止してほしいと考えるかと思いますが、「投資用マンションとして購入したオーナーにとって、民泊を禁止することがプラスになるのか?」ということです。
民泊の運営は、手間はかかるかもしれませんが、うまく運営すれば通常の賃貸マンションよりも利回りは高くなりますし、民泊禁止の規約があるマンションが増えた際に、
「民泊利用可能!」
というマンションは、その希少性からエグジット時に売りやすいなんて状況もひょっとしたらあるかもしれません。
投資用区分マンションの販売会社が、あえて民泊禁止規定をいれずに、民泊用マンションとして高値で売り出す未来がくるのでは!なんて考えるのは想像の翼を広げすぎでしょうか?
なんてことを考えさせられた、人生初体験のマンションの臨時総会でした。
皆様の投資の一助になれば幸いです。
菅原
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