2025.02.16

不動産クラファンがやばい!!

こんにちは、マーブルの菅原です。

まあ、うすうすわかってはいたことですが、不動産特定共同事業法(不特法)・通称不動産クラウドファンディングで、一部焦げ付きそうな案件がでてきているようです。

 

ポンジスキームの疑いも持たれている大型プロジェクトは、いつ飛ぶのか?という風に感じていますが、それ以外にも、小口のものでいくつかうまくいかなくなってきているものがあるようです。

 

ヤ〇ワケエステートの新松戸のプロジェクトは2/14に延長のお知らせが来たと、X(旧Twitter)上で見ました。

プレスリリースもされていますね

https://yamawake-estate.jp/announcements/260

 

それにしてもこれ、出資者からしたらとんだバレンタイン・プレゼントですよね。。。

 

当社も、小規模な不特法ができるようになるという法改正のタイミングで検討しましたが、銀行でPJローンを借りるよりも高い金利を投資家に支払って、かつ顧客対応や広告費をかけて集客し、集金・管理のツールを開発・または利用料を支払ってというコストをかけて利益を出せる案件ってどんなものだ?という議論になり、見送ることになりました。

 

個人的に知り合いの会社の案件を買ったことはありますが、ローンがつかない(つきづらい)案件をクラファンを使って資金調達して一旦抱き、高利回りに見える配当も売却益の中から出すというのが実態のようです。

 

それで、事業計画通りに売れなかった場合は償還できずということが実際に発生してしまいました。期中のインカムが配当を上回ればいいのですが、そうでないケース(今回の延長の案件は利回り12%)は期間が伸びても持ち出しが増えるだけなので、状況は改善しないでしょう・・・

 

さらに良くないことに、都内の立ち退き案件でも売れなくて損切する案件が出てきているようです。

昨年取引させてもらった仲介から、「菅原さん、これって保有するって目線になった場合、どのくらいの金額ですか?下の金額でいいんで買い付けだしてもらいたいんですけど。。。」という相談があり、買い付け出すのにも謄本とか多少の資料がないと買い付け作れないですよ。と返事をし、資料を見ると、がっつり某不特法の会社が所有者になっておりました。

この1案件で1億はしないけど数千万円台後半の損切になるようです。。。

 

とりあえず高利回りで募集したら、すぐに満口になっていたクラファン案件。

ちょっと先行きがあやしくなってきましたね。。。

 

皆様の投資の一助となれば幸いです。

菅原

 

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