2025.04.26
その鉄道計画は資産価値向上に寄与するのか?
こんにちは、マーブルの菅原です。
直近で2つ、私にとって気になる鉄道ニュースがありました。
① 豊洲~住吉 有楽町線延伸 東武スカイツリーラインと直通運転開始へ
② 上野東京ライン 川口駅停車へ
まずは、1つ目にニュースから。
東京メトロと東武鉄道が4月17日、豊洲~住吉間の有楽町線延伸区間開業に合わせて半蔵門線と東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線と相互直通運転することに基本合意したと発表したとのことです。
有楽町線沿線の人が電車で伊勢崎線に乗りたいというニーズがどこまであるのか不明ですが、伊勢崎線沿線の方にとっては喜ばしいニュースでしょう。
有楽町線と接続ということは春日部から乗り換え無しで埼玉県の植民地である池袋に行けるようになります!
さらには、その先の東上線経由で川越あたりまで直通するんですかね?
果たしてどれだけ時間がかかるのか?ということは置いておいて。。。
ちなみに、伊勢崎線沿線で、東京通勤圏のほぼ北限の春日部から、豊洲への所要時間は、乗り換え2回で61分かかっていたところが、乗り換え無しで53分へと8分の短縮のようです。
そんなに画期的なことか?と思ってしまいました。
なお、この有楽町線延伸区間の開業は2030年代半ばの予定。
駅ができて、新たな街ができて、便利になってということから資産価値があがる!ということを考えると開業から5年~10年程度で評価されるということを考えると、最初にニュースをみたときには、東武伊勢崎線沿線の価値があがるのかな?とも思ったのですが、けっこう未来の話で、効果も非常に限定的かなと思ってしまいました。。。
2つ目のニュースは、川口駅に上野東京ライン停車という話題。
JR東日本大宮支社と川口市が24日、上野東京ラインの川口駅停車について基本協定を結んだとのことです。
私としては、大宮駅から上野東京ラインで銀座(有楽町)まで通勤する身としては、断固反対です!
川口駅以北の人にとっては、不利益しかないので、、、
ただ、川口市の再開発って事業としてかなり怪しいんじゃないでしょうか?
駅前にあったそごうも、閉館から4年。建て替えて再開発するのかと思っていたのですが、既存の建物のリノベーションという形にして、ららテラス川口という名前で来月5/31に開業となる予定です。
え、建て替えなかったんだ!というのが正直な感想で、駅前の再開発といっても、徒歩3分のところのプラウドタワー川口クロスだけでお茶を濁すんですかね?
そんな川口駅に上野東京ライン停車する予定は、2040年以降の見通しとのこと。
このニュースを伝える朝日新聞の記事では、既にかさむ費用と延期についての懸念を示されておりました。。。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ece5a12ccb5b8e808f461c4c269aa04c8b27af
鉄道計画や再開発って、決まったとニュースになるとそこの資産価値があがるのでは?と思わず腰が浮いてしまうのですが、そのニュースがピークということにならないといいですね。
特に大規模な開発は、建築費の高騰で中野サンプラザですら止まってしまうこのご時世ですので。
菅原
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