2017.02.21
そのリフォーム、ちょっと待った!
こんにちは、マーブル馬場です。
賃貸繁忙期も折り返しを超えまして、大家さんは入退去の連絡でお忙しいところでしょうか。
退去の連絡だけは致し方ないものとして、さっさと原状回復といきたいところですね。
せっかくなのでこのタイミングでデザインリフォームを、という大家さんもいらっしゃるでしょうか。
本日はデザインリフォームを依頼する際の注意点を簡単にお伝えいたします。
工事の優先順位
これは、最低限の原状回復を終えたとして、
①水回り(ユニットバス・キッチン・トイレ)
②設備(ドアホン・ガスコンロ・ウォシュレット・エアコン)
③最後にデザインです。
いくらリビングのデザインにこだわっても1Kの三点ユニットでは取れる賃料にも限界があります。
退去のたびに原状回復費用が必要なデザイン性にこだわったクロス張替よりも、バストイレ分離工事などの設備投資に手を入れてしまえば短期的には費用は掛かりますが、長期的には投資効果が高いことが多いです。
どうせ費用をかけるのであれば費用対効果の高い工事を行いましょう。
工事の適正価格
デザインリフォームというと、カラークロスを使ったり、2種類の床材を使い分けて~というのが一般的です。
工事業者から「通常のリフォームよりもデザイン性にこだわった工事ですから、通常の工事に加えて+20万円かかります。」と言われてしまえばそういうものかと思いがちですが、ここは要注意です。
通常のクロスとカラークロス。これは原価㎡単価で100~150円ほどしか変わりません。(もちろんモノによりますが。。)
床材だって2種類使ったからといって原価はほとんど変わりません。
職人の作業内容は変わらず、手間賃は変わりませんから、デザインリフォームだからといって、いつもと大幅に価格の違う見積もりを出してくる業者には要注意です。
統一したデザイン性
いろいろと部屋をみていますと、「うーん残念」と感じてしまうのがデザインの統一感のなさです。
例えば和室→洋室変更した室内では襖がそのまま残っているところが多いです。床はフローリングで、壁は和風といった具合です。
費用から建具の新調とはいかないまでも木部と襖を塗装してしまえばガラッと印象が変わります。
リビングダイニングキッチンは、やはり床材をを統一したほうが統一感が取れます。キッチン部分とリビング部分で色が違う。素材が違うという部屋も多く存在しますが、どうせなら統一してしまいましょう。
デザイン例は検索するだけで様々出てくるでしょう。個人的にはDIYリフォームのまとめ紹介サイトなども参考になるなと考えます。
費用をかけず原状回復して、高く貸す。これが理想ではありますがそう上手くも行きません。
空室期間を少しでも減らし機会損失を防ぐのであれば、やはり費用はかけるところはかける事が重要です。そして費用をかけるのであれば最大限の効果を狙っていきましょう。
みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
馬場
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