2023.03.04

2回目の立ち退き案件 立ち退き完了しました~ ② 肝を冷やした話 ~

こんにちは、マーブルの菅原です。

昨年6月に購入した物件の立ち退き、思ったより時間がかかりましたが、なんとか前期のうちに完了しました!

久しぶりの連載ネタとなります。

なお、前回の記事はこちら!

http://marble-estate.com/blog/2%e5%9b%9e%e7%9b%ae%e3%81%ae%e7%ab%8b%e3%81%a1%e9%80%80%e3%81%8d%e6%a1%88%e4%bb%b6%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%82/

 

決済の前々日に、生活保護の入居者もいるとのことで、市川市の生活支援課に向かい、担当者に取壊しになるため立ち退きになることを伝え、その後、物件現地へと入居者に挨拶にも向かいました。

そして、なんと入居者全員に会うことができ、連絡先を確認することもでき、楽勝で立ち退きが終わるのか?と思ったのですが、スムーズには物事が進まなかったのです。

 

決済を終えて、その翌日に再度、現地訪問しようとしていたのですが、決済した日の夕方に、仲介から複数回電話がかかってきました。

折り返して会話をすると

『「〇〇号室」の入居者が物件の階段から落ちて意識不明で入院した』とのことでした。

 

決済の前々日に入居者に会って立ち退きになる旨を伝えたのですが、その入居者は何を勘違いしたのか?荷物の整理をはじめ、書類の入った小さなタンスをもって階段を下りている最中に、足を踏み外して転落!救急搬送されることとなったとのことでした。

 

想定外の出来事で、買った瞬間に事故物件になってしまったのか?と焦りました。。。

 

生活保護を受給している入居者だったので、市の生活支援課に連絡をし、その入居者の扱いはどうなるのか?と打ち合わせをすることなりました。

 

この場合の想定できる最悪のケースは2つあって

① 死亡してしまい、事故物件になること

② 入居者の荷物を明渡しする方法がなくなり、立ち退き自体ができなくなってしまうこと

です。

 

①の場合では、再販時に心理的瑕疵として告知義務が発生し、再販の価格が伸びず、当初の事業計画が購入した初日で破綻することになります。

 

②の場合では、立ち退きができずにローンの期日を迎えることになると、プロジェクトとしては失敗となり、自己資金で決済する、もしくは、その状態で買う人を探してきて安く売ることになります。

 

ただ、結論としては、上記の2つのケースは回避できたのですが、決済初日に、仲介からかかってきた電話で相当焦りました。。。

 

この入居者は生活保護だったため、市が空の家賃を6ヶ月までは払ってくれ、かつ、後遺症もあるため、当該物件に戻って生活することは不可能と認定されたため、家財の処分についても市が責任を持って対応してくれました。

 

結果としては立ち退き費用0での明渡しに成功することになったのですが、そんなことある?!という感じで非常に肝を冷やしました。。。

 

次回からは皆さんお待ちかね(?)のクセのある入居者について記事にさせていただきます。

 

皆様の投資の一助になれば幸いです。

 

菅原

 

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