2022.02.18

立ち退きで会った困った入居者たち

マーブルの菅原です。

blogをさぼりすぎたせいで、ネタふりをしていて、完結させていなかった記事があったので、その続きを執筆します。

昨年5月に完了した立ち退きのネタの続き?です。

前回の記事はこちら。

http://marble-estate.com/blog/%e7%ab%8b%e3%81%a1%e9%80%80%e3%81%8d%e5%ae%8c%e4%ba%86%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

 

立ち退きを終えて、冷静に考えたらけっこうパンチの効いた入居者がいたんだなと思い、そんな入居者についてのエピソードをご紹介いたします。

 

1. 見栄をはるおじいさん

最初に合意書を取り交わし、物分かりがいい入居者かと思っていたのですが、その後、説明した内容を何度も質問をしてきて、立ち退きの合意のリミットが迫ってもなかなか部屋探しを始めてくれませんでした。

少し先にまとまったお金が入ったら動くということを言っていたのですが、一向に部屋探しに前向きにならないので、何かあるのでは?と思い詳しくヒアリングをすると、お金が入ってくるなんて話はウソだったことが発覚。

残置物撤去と引っ越し費用が足りない。とのことで追加でその負担を当社でするという話をし、期日ギリギリに退去していただきました。

 

最初から、お金がないということを相談していただければもう少しサポートできたのですが。。。

 

2. 警察がやってきた!

立ち退きの初期は、全員の入居者と会うことが最初のステップになるので、基本的に、物件にいる際はドアを開けっぱなしにして、外の様子を伺いながら待機しているのですが、なんと警察が敷地内に入ってきます。

最寄の駅の交番にお勤めの警察官だということで、入居者のAさんに話があるとのことでした?

何をしたのか?と質問をしても答えていただけなかったのですが、一体何をしたのでしょうか?

 

3.  督促の手紙が挟まっていた

保証会社からの家賃督促の手紙が入っていて、失踪したのか?とも思い、時間はかかっても強制退去になるのであれば結果的に退去になるからOKと思っていたのですが、念のため緊急連絡先の勤務先に連絡をすると

「この一週間くらい連絡が取れない、食べ物を買うお金もないとのことで、給料の前借を頼まれたがさすがにできないので、菓子パンを買ってドアノブにかけておいて渡した。パンが無くなっているならかえってきているはずだ?」とのことで、

入居者に電話をすると、平然と、出かける際には督促状をドアに挟んでいるとの回答。

滞納にもすっかり慣れきっているようでした。。。

 

4. 夜逃げの相談をされた

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、3.のエピソードの入居者のもう一つの困った話。

「家賃保証会社からの督促がきつくなり、職場からの給料の前借もできないので、住み込みの新しい仕事を見付けた。引っ越しを手伝ってくれないか?」との電話。

こちらのゴールは物件から退去してもらうことなので、多少の立ち退き費用を渡して夜逃げの協力をすることは可能だ!と伝えたのですが、その話も途中で立ち消えになりました。

 

この入居者は脚が悪いと言っていたおじいちゃんで、生活保護受給者でもありました。

そして、警察が訪ねてきたのもこの入居者目当てでした。

 

I市の生活保護受給基準と家賃分を管理会社や大家への送金せずに、家賃も含めて全額を入居者に渡してしまうというザルっぷりにも驚かされました。

 

この方は今、どこで何をしているのでしょうか・・・?

 

実際に立ち退きの現場に入ってみると、色々な方がいるものですし、お金のない入居者の話は真に受けてはいけないんだなと実感しました。

いつも入居者対応をしていただいている管理会社の方には頭が下がります。

 

みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。

 

菅原

 

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