2019.05.14

事件の裏に僧侶あり?!

こんにちは、マーブルの菅原でございます。

競売主任者という資格を取得したことは以前のblogでもお伝えしましたが、その主任者のためのセミナーが、先日開催されましたので参加してきました。

競売主任者に合格しました

そういえば、前回の記事では、お役立ち情報をお伝えできれば!と書いていた記録も残っていますが、今回もネタ記事になりそうです。。。

 

さて、セミナーですが、会場には150人ほどの主任者が集まっていました。

参加者は不動産業者ばかりかと思っていたのですが、そのようなこともなく驚きました。

4人1組でグループワークをしたのですが、そのメンバーの中で不動産業者は私ともう一人だけで、市役所にお勤めの方もいらっしゃいました!

なんでも、行政の仕事の中で生活保護の申請や、破産者などの対応をする中で、競売の仕組みに興味を持って資格を取得したとのこと!そんな理由もあるんですね~!

 

さて、セミナーでの内容ですが、ズバリ一言で言うと“ヤバイ3点セットの実例を読み解きましょう!”でした。

石原もだいぶ追い込まれながら債権回収をしてきた様子をblogにアップしておりますが、扱った物件は、そんな生易しい人は出てきません

笑!

ちなみに、石原の債券回収話はこちら!

実録!?競売物件再生物語~2章 旧所有者の家賃横領!?回収編その1

 

浅草・田原町にあるビルで、反社会的勢力と僧侶、事件屋と呼ばれる人が多数登場、暗躍する物件。

その界隈では有名な物件らしく、“3点セット”“謄本”に合わせて、“東京アウトローズweb”なるネット記事も配られました!

謄本だけで23ページもあり仮登記と抹消が繰り返されています!

さらに、関係者の証言でも、関係企業の実質的なオーナーを名乗る人物が出てきたり、賃貸借契約書がないのに、家賃15万で入居しているフロント企業が居たり、債権者や反社会的勢力に追い立てられまくっているはずなのに、平然と最上階を使用する旧オーナーが居住中であったり、もはや意味がわかりません。

「登場人物全員悪人」というアウトレイジを地で行くような人々に占拠されたビル!

果たして誰が入札するのか?と思うものの

 

基準価格の3倍弱で法人に落札されています。

このエリアには珍しいまとまった土地に建っている比較的新しいビルということでの強気の落札なのかもしれません!

果たして落札者は、このビルのヤバさを本当に知っていて落札されたのでしょうか?

 

関係者たちを法に則って全員整理することができるなら、悪くない案件なのかもしれませんが、こういった関係者との交渉、私ならいくら積まれてもやりたくありません。

立ち退き交渉に行ってトビラを開けたら、大きな提灯が出てきた!などということになったら、その場で帰りますよ、本当に。。。

東京湾はドラム缶に入って泳ぐところではありませんから。。。

 

なお、今回が3回目で最後の期間入札。

4,400万円の入札保証金(手付金)が2回放棄されて3回目の期間入札ということで、今度の交渉も結果が見えている気もしますが。

落札された法人のご担当者の方、合掌・・・

 

それ以外にも、越後湯沢の2,000万円以上の管理費・修繕積立金のあるリゾートマンションを沖縄の宗教法人が、1万円で落札し、入れ墨の入ったお兄さんたちが、管理費を払わず温泉施設を含む豪華なファシリティーにただ乗りして、再度競売にかかった案件のケースも見ましたが、、、

この令和の時代(厳密に言うと平成末)にもそんなケースってあるんですね!

それにしても、なぜ問題物件には僧侶が絡んでくるのでしょうか、、、謎です。

 

今回の講習、blogのネタにはなりましたが、実務的な気づきは・・・

ただ、来年のセミナーではこのケースの続編をやるらしいので、参加しようと思います笑

 

皆様の投資の一助となりますと幸いです。

 

菅原

 

無料コンサルティングについて

弊社では、毎日1-3名限定で面談を行っております。

収益物件購入・売却を検討されているお客様は、お気軽にお問合せページよりご連絡くださいませ。