決済当日の解約~前編

こんにちは。マーブル馬場です。
久しぶりのブログ登場ですが、元気でやっております。

さて、私ももう10年ほど収益物件売買仲介として細々と活躍しておりますが今回は初めての経験を致しました。というのも「決済当日になっての、解約」という内容です。

本日はそんな取引のお話です。

 

このブログでも稀にお伝えしておりましたが、物上げ(=売買物件探し)をしていると弊社顧客に紹介するには高いけれども、市場から見ればいい数字。という物件が上がってきます。
そういった物件は、直接移転売買(=中間省略)で買い取り業者さんに買ってもらいます。
これらの買い取り業者さんは、私より営業力がありまして、セミナーでガンガン集客をして最終エンドさんを見つけて売却し、売買差益が取り分となるわけです。が、この最終エンドの方のことを思うと思わず合掌。。という気分になってしまいます。
だって、弊社顧客に紹介するには微妙な案件を、さらに高値で購入するんですよ?

セミナーにいってカモネギになってないで直接、私のところに訪ねてくれればいいのに。その物件の元は弊社なんですから。
とはいえきっと、収益力を大幅に改善するスキームがあるのでしょう。そのセミナーでのお客さんと考えております。

 

というわけで8月に埼玉県某市に、まさに顧客には微妙、市場では〇という物件が入ってきましたので、早速買い取り業者さんへご紹介しました。
二つ返事で契約に至りまして、決済は9月末日を予定しておりました。この買い取り業者さんは典型的な例で、ス〇ガスキームといわれる、某金融機関を利用した転売業者さんです。

 

早々に契約を済ませまして、9月に入りいよいよ決済前日を迎えました。
前日ですから、19時ごろに「明日の決済はよろしくお願いします」という連絡を買い取り業者にいれたところ。

 

業者「…実は、明日の決済を延期していただきたいのですが。」

私「はい?」

業者「エンドさんが逃げちゃいまして。」

私「それは大変ですね。。でも延期は出来ませんので、御社さんで買ってくださいね (^ω^)」

 

契約上ではエンド云々は関係なく、あくまで買い取り業者が買主となっておりますので契約を履行する(=買い取る)必要がありますからそのようにお伝えいたしました。
私は合掌する必要がなくなりました。逃げたエンドさんは投資センスが高いと思います笑

 

翌日、決済当日になり予定していた時間に売主さんと銀行で待機していたところに買い取り業者さんが現れました。

 

私「では残金の支払いをお願いします。」

業者「…資金を用意できておりません」
※ここで、銀行の融資は決定していたものの、それはあくまでエンドさんの為の融資。買い取り業者さんはこの融資を使えません。

業者「解約でお願いします。」

私「はい?(;^ω^)」

 

~後編へつづく

馬場

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