新シリーズ スガワラのぼやき

こんにちは、マーブルの菅原です。

ネタを考えるのがしんどくなってきたので、仲介や仕入れ、売却をする立場で楽待等で投資家さんとやり取りをする中で、めんどくさいな、、、と思った質問をぼやきという形式で発散します。

 

そして、ただぼやいていても読者の方には何もメリットないので、その質問をすると嫌われる理由と、その裏で仲介担当者に何を思われているか?ということを解説させていただきます。お客様に寄り添っていないという批判は無しにしてください。。。

 

記念すべき初回は、楽待等で電話をしてくる投資家さんから聞かれる打率は全盛期のイチローをも超えるこの質問です。

 

「売却理由はなんですか?」

 

この質問をしてしまった投資家さんも多いのではないでしょうか?

 

まず、この質問がイケていない理由は、ズバリその質問をしてもあなたが欲しい回答は出てこないからです。

 

ネガティブ要素のある回答だった場合(大規模修繕の見積もり取ったら2,000万って言われたとか、直近で自殺されてしまってとかいうケース)、正直に回答される可能性はそこまで高くないですし、仲介担当者はそもそもそんなことを気にしていないため、適当にはぐらかされることも多いかと思います。

 

恐らく、売却理由を質問する投資家さん心情は、もし売り急ぎ物件だったりとかいうスペシャルシチュエーションだった場合に、指値ができるんじゃないか?というスケベ心でしょう。

 

ただ、以前のブログでも書かせていただいたように、そんな物件はあなたの前に出てきません。

逆の立場だとして、もしその物件が本当に売り急ぎだったとしても、「売り急ぎです!」って答える人はいるでしょうか?絶対にそうは答えないですよね?

業者同士でよっぽど仲がいい場合の会話でだけ、ぶっちゃけ急いでるらしいからここまでは下がりますよ、とか教えてもらえたりするものだったりします。

そしてそれはまとめるための方便だったりもします。。。

 

売却理由を聞かれた仲介担当者はの心情は「またかよ、てか、なんでどいつもこいつも売却理由聞いてくるんだ?そんなこと知らんし、この金額でまとめるためにどれだけこっちが動いたかを考えたことあるか?」といったあたりでしょうか?

 

そんなときに出てくる答えは決まってこれでしょう!

「資産の入れ替えです・・・」

 

私は、次の展開は同じなので、最近はこうやって答えています。

 

「利益確定です!指値はできません・・・」

 

 

では、どのようにコミュニケーションをとるのが正解なのでしょうか?

それは、資料を見たあとで簡潔に自分の買いたい値段を伝えることでしょうか?

 

この時の簡潔にというのも重要で、たまに「この部分の修繕がいくらくらいかかりそうだからこの金額じゃないとうんぬんかんぬん、、、」と説明をされる方もいらっしゃいますが、この説明もネガティブな印象を与える可能性があります。

仲介担当者もそんなことは百も承知で売主側と話をしたうえでその金額で販売を開始しているためで、そんな講釈は求めていないからです。

 

逆に細かいことを初期のタイミングで言い過ぎると、なにかあった時に面倒くさくなりそうだ!という印象になりかねません。

 

大規模修繕発生の可能性やその他リスクも鑑みて、提示されている金額が妥当かどうかの判断をする。

指値幅が1割以下程度で折り合えそうであれば、その金額を簡潔に提示するというのが、めんどくさくないいいお客さんだなと思われる交渉術ではないでしょうか?

仲介担当者もある程度の決着ラインを持っていたりするので、それが土台にのっている金額で買えそうな方であれば色々と物件について向こうから教えてくれるでしょう。

 

10年前にかかれた大家の本で、売却理由を確認しましょうとかいうことを書いてあったりするのでしょうが、この質問がくるたびにうんざりする仲介もいるということは、覚えておいて損はないと思います。

 

皆様の投資の一助となりますと幸いです。

 

菅原

 

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