2019.04.27
実録!?競売物件再生物語~3章 旧所有者による驚愕の設定家賃!?
こんにちは、マーブル石原です。
平成もいよいよ終わりが近づき、平成最後の〇〇というフレーズで多くのイベントが打ち出されており、今年のGWにそういったイベントに参加される方も多いのではないでしょうか。
弊社スタッフはGW期間中も輪番制で稼働しておりますので、物件のお問い合わせや現地案内等はお気軽にご連絡ください。
さて、今回は連載しております競売物件の”家賃”についての内容です。
前回借金取りまがいな事を経験出来、レベルが少し上がった気がする石原ですが、またもや旧所有者がやらかした”後始末”の対応に追われることに。。。
購入前の物件調査の段階で、入居中と購入資料に記載があるものの実際には既に退去していたり、”夜逃げ”状態で残置物がそのままになっている部屋があったりと、中々癖のある物件でしたが、こちらに関しては
”リフォームして入居付けをする”
という気持ちに切り替えて早急に対応すれば良いだけなのですが、問題となったのは入居中の部屋の家賃です。
15/30入居と厳しい入居状況の中、10部屋は家賃5万円から6万円程で入居しており、近隣物件募集家賃と比較しても大差ない金額なので、相場通りといったところなのですが、
問題は残りの5部屋です。
その金額はなんと・・・
”家賃2万円!!”
2LDK+収納スペース付きのファミリータイプ物件に驚きの家賃で住んでいました。
中には建物共用部や敷地内を掃除する、という口約束を旧所有者と交わしているという事で、
”家賃1万5千円”
(寝言は寝て言ってください。。。)
旧所有者にこの驚愕の設定家賃の理由を聞くと
旧所有者:入居している〇〇さん達(家賃2万円部屋入居中)はお金ないって事だから!
あと●●さん(家賃1.5万円部屋入居中)は物件の掃除については、その辺の業者よりしっかりやってくれるから家賃は安くても大丈夫なんですよ!
石原さんもこのまま依頼してみたらどうですか!?
(いやいや、現実見てくださいよ!)
家賃1.5万円部屋入居者は共用部や敷地の掃除や除草をしているっていうけれど
これが日頃から清掃している敷地?!
さらに家賃2万部屋入居者達は乗っている車が“ミニクーパー”だったり、特注であろう”ロードバイク”を大事そうに手入れしていたりします。
そんな余裕があるなら家賃払えるでしょ!
と思わず突っ込んでしまいました。。。
(というかそもそも義理人情だけで家賃決めてどんぶり勘定しているから収支合わなくなって競売にかかるんですよ)
ここから管理会社と協力して追い出し&家賃交渉の戦いが始まります。
今回の件から自分が得るべき教訓は
義理人情に厚いのと只のイエスマンは月とすっぽん
よく義理人情に厚い人は損をするなどと言われますが、本当に義理人情に厚い人は周りの助けがあるものだと思います。
損をしている人は騙されているか、自分の意見が言えない人や、現実が見えずにその場のノリで行動しているのではないかと今回の一件で感じました。
今回の旧所有者も”義理人情に厚い人”ではなく、状況を把握出来ず、入居者の言うことを信じる”イエスマン”だったのかもしれません。
みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
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