こんにちは、マーブルの高野です。
掲題の件、やはり朝からすごい反響でしたね。
スルガの不適切融資が実はシェアハウスだけではなく、中古物件にも波及していて、その規模、約1兆円とのこと。
不動産担保ローン2兆円に対し、不適切融資は50%の約1兆円・・・・
ん、、約半分が不正融資??
つまり、半分の人々は、ちゃんと自己資金10%+諸経費分を出して不動産を買っていたということですか。
1億の物件としたら、1,000万+諸費用で、ざっと2,000万円程を投入して買っていると。。
そんな資金力があり、自己資金使ってもいいよというサラリーマンが、融資した客の半分いると。。。
・・・・この調査結果、ホントですかねぇw
そんなことを考えていたのですが、やはり投資家さんからの電話も何件か頂きました。
もちろん、ウチのお客さんに限っては、スルガスキームで物件を嵌められてしまった!という方はおりませんが、本件が、今後の他行の融資にどう波及するのか心配だという方はおりました。
確かに、既存投資家の出口(Exit)が一部防がれてしまった、というのはあると思います。
特に地方RCを数年前に15%程で買った人は、スルガスキームで売却すれば10%でも売れた可能性があったわけですから。
ただ、多少乱暴な言い方かもしれませんが、期中のCFが十分回る場合、「融資が出ない間は無理に売ろうと思わず、持ってればいい」んです。
もちろん、下記の記事のように地方×重量物件を10%で買った人はそうも言ってられないでしょうけれども。。
いつの時代も、不動産はシクリカルなマーケットで、融資が出るときはガンガン出ますし、出ないときは出ません。
今は、インカムで稼ぎつつ、残債を減らしてBSを改善する時期だ、と割り切りましょう。
今日は日経の1面のインパクトがとても強かったですが、個人的には2面にある、融資先が消えていく、という記事の方が気になりました。
当社は地方金融機関とも与信取引があるので、良くわかりますが、地方の金融機関は、本当に貸出先の発掘に苦労しております。
社長の高齢化による中小企業の廃業等で、支店の融資残高の維持で精一杯、残高を伸ばすのなんてとても無理、という銀行支店も多いと思います。
今後その状況が、より進んでいくことは明白です。
そんな金融機関が置かれている状況で、ロットが大きく、不動産を担保にとれ、おまけに借入人の連帯保証まで取れるオイシイ融資は、他にありますか??
そんなもの、ないです。
なので、必ずどこかの銀行がまだ貸し出しを始め、マーケットが盛り上がる時が来ます。
今後しばらくはエンド融資が付きづらくなるでしょうが、物件価格にも調整が入るタイミングです。
現金をためていた方や、無理に買い進めていなかったため、まだまだ融資の付く方にとっては、今からの相場は、逆にいいチャンスになると思います。
みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
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