こんにちは、マーブルの高野です。
初めて経験する強制執行の立ち合いの続編です。
前編はこちら
14時30分の定刻となり、いよいよ強制執行断行か、というところで予想外の出来事が。
・・・執行官がまさかの遅刻!!
寒い冬空のもと、15時近くまで30分近くも待っていたところ、ようやくヨレヨレのくたびれたおっさん執行官の先生が悪びれもなく登場しました。
執行官「いやー、すみませんねぇ。前の予定が押してて遅くなっちゃって。」
一同「いえ、先生お忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。」
決して執行官を待たせてはいけない!という暗黙の了解があるらしく、定刻の30分前の14時から皆さん集まっていたので、
「1時間も外に立ちっぱなしだったんだよ、こっちは!」と言ってやりたいくらいでしたw
さて、いよいよ部屋に突入です。ざっとこんな手順で進みます。
①執行官による執行宣言?
まずは張り詰めた空気の中、執行官がピンポンを押し、なにやら文章を読み始めました。
おそらく、裁判所の許可のもとに今から強制執行を断行します、というようなものかと。
②次に、カギ屋の兄ちゃんの出番です。
強制執行部屋のカギ開け、この道10年というベテランらしく、一瞬でカギのメーカーを確認し、ものの1分程でカギを外してしまいました。
こんなあっさり外れると思わなかったので、驚きました。
参加していた弁護士事務所の職員に聞いたところ、年に1度くらいこのタイミングで入居者(不法占拠者?)と大ゲンカになることがあるようです。
事前に、やばそうな人が占拠していると分かっていた場合は、男性スタッフが参加するようです。
③次に、執行官による室内確認があります。
保証会社&弁護事務所のスタッフも室内確認していましたが、なぜかオーナー&管理会社はまだ室内に入れません。
立会人は、ドアの外からボーっと室内を眺めています。
④その後、運送業者による残置物の撤去です。
5-6名のラガーマンみたいな体格のスタッフ達が、手際よく一気に残置物を運んでいきます。
単身者のワンルームは、20分もあれば全部撤去できるとのことです。
⑤最後に、執行官のあいさつです。
執行終了を宣言し、一度ドアを閉めます。
執行官「ハイ、これで全行程終わりです。あとはオーナーさんと管理会社さんでよろしく!」
といい、そそくさと次の現場に向かっていきました。
聞いたところ、強制執行は年々増えてきており、執行官一人につき、
10年前は1日1-2件だったものが、現在は多い日で4-5件の現場があるようです。
結構大変な仕事なんですね。
⑥その後、管理会社と打ち合わせです。
ようやく室内に入り、原状回復の打ち合わせを行います。
保証会社との契約内容次第で、原状回復のオーナー負担が決まってきます。
今回は保証内容として家賃1か月分となっていたので、内装工事で完全に足が出てしまうことになりました。
条件の良い保証会社だと、家賃3-6か月分まで出してくれるようなので、オーナー負担を軽減するため、できるだけしっかりとした金額を盛りまくった見積もりを用意する事が重要です。
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みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
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