不動産関係の倒産の話

みなさま、

こんにちは、マーブルの高野です。

掲題の件ですが、今年に入りウチから仕事を発注していた外注先が破綻するケースが見られました。

 

1つは、新築アパートの施工を依頼していた建築会社

社長含め数人で経営している、良く言えば小回りの利く会社でしたが、

ある時社長としばらく連絡が取れないと思ったら、翌月に破綻手続きの開始の連絡が。。

不幸中の幸いで、仕掛中の物件はなかったので金銭的には助かりましたが、タイミングが悪かったら数千万単位で損失が出ていたところでした。

 

もう一つは、原状回復を依頼していた内装工事の親方:

依頼したはずの物件の原状回復作業が遅延が散見したり、仕事の依頼に対し、前金での支払いを多く求めるようなことが出てきました。

何となく怪しい感じがしたので、仕事の発注量を徐々に減らして様子を見ていたのですが、悪い予感は的中するもので、最後の現場を途中で放棄して行方不明となりました。。

こちらのケースでも、当社の金銭的な損失はそこまで大きくなく助かりましたが、工事を引き継いで行ってくれる次の業者を探すのに苦労しました。

 

それぞれ、5年以上付き合いのある取引先だったのですが、今までが問題なかったからと言って、未来も同じように安定的に受発注できる関係が築けるかは分からないものです。

ビジネス上の取引ですから、期日や金銭的な約束の遅延・仕上がりのクオリティに問題が出てきた場合は、ある程度シビアに割り切って付き合う事も必要となってきます。

 

ここ数年、不動産投資がブームとなり、格安アパートの建築や割安な修繕工事を行う業者がかなり増えてきました。

投資家の方が自分で発注先を見つけ依頼するケースも増えてきましたが、金額の安さを追求して業者選択をすると、こういったトラブルに遭遇する可能性が高くなります。

 

特に、大企業に勤めるサラリーマン投資家の方は、注意が必要と思います!!

ご自身の仕事上、会社の看板のある人たちとの付き合いがほとんどで、万が一相手方になにか問題が生じても、依頼先の法人が補償してくれます。

一方、不動産投資で依頼するような、個人レベルの小規模工務店や職人等にはそのような常識は通用しません。

金銭的なトラブルが生じた際は、まず、とりっぱぐれる可能性が高いと思います。

 

輸入物の建築資材の価格がどんどん上がっていき、抱えている職人の人工代も高くなるため、

これからは小規模の工務店を中心に、「急に」倒産するケースが多くなっていくと思います。

 

特にアパートやマンションの新築工事。

中間金を払った後のような段階で業者に飛ばれると、目も当てられない損失になります。

ご自身で発注する際には、仮にトラブルが起きても、ご自身で解決できるかどうかを確認してから対応した方が良いと思います。

 

みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。

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