こんにちは、マーブルの高野です。
どうでもいい私事ですが、先月で36歳になりました。
30代もいよいよ後半戦ですw
会社経営を始め6年目にもなると、「サラリーマンを辞めて独立したいがどう思うか」、と相談を受ける機会が出てくるようになりました。
主に20代後半から同じ年齢くらいの人から話を受ける機会が多いのですが、今日は自分の経験を踏まえ、この辺の内容を書いてみたいと思います。
私はもともと24歳で社会人となり、そこから6-7年、 外資投資銀行や投資会社でサラリーマンとして働いておりました。
その後、この会社を作ったのがちょうど30歳のころです。
改めて振り返ってみると、20代の会社勤め時代と、 30歳で始めた会社経営では、 求められるビジネスマンとしてのスキルやセンスは全く異なることが分かりました。
サラリーマン時代に求められたスキルは、 端的に言えば上司の指示を100%理解し、 意に沿うようなパフォーマンスを出すというものです。
これはほぼ、どの会社も同じかと思います。
例えば私は投資の仕事をしていましたが、 社員に求められるのは投資をする・しないを判断するのではなく、
これには、業界知識や資料作成能力、社内の根回しや、 英語で説明できるといったスキルまで必要になるため、 サラリーマンは、ある意味すごく広範囲に高い能力が求められると言えます。
一方、30歳で会社を作り色々と経験する中、会社経営者には全く違う能力が必要ということが分かりました。
何より経営者は、「自分でカネを生み出す能力」がないとやっ ていけない、ということです。
「カネを生み出す」というのは2つの意味があります。
1つは、売上を継続的に生み出す流れを作れるとい うこと。
特に大企業にいると、20代のころは資料作成などが中心で、自分で営業をするような経験がなかなか積みにくいのが現状です。
また、案件規模も大きい場合、自分の担当カ所は一部分のためプロジェクトの全体感が見えず、自分の仕事が直接売上に結びついているという感覚を持ちにくいと思います。
一方で経営者になると、実際に売上を立てて会社にカネが入ってくるような流れを作れなくては、何の意味もありません。
ここは大きな違いと言えます。
もう1つは、資金調達ができること。
デッド・エクイティどちらにも言えますが、これも経営者に必要な能力にもかかわらず、通常のサラリーマンをやっていて身につくものではないように思います。
ウチの会社は外部資本は入れておらず、すべて借入で調達しておりますが、私自身、この資金調達は特に初期のころは苦労しました。
どの金融機関に相談に行っても「決算書3期分見せてください」と言われ門前払いされたのを思い出します。
また、金融機関から「直近の試算表をください」と言われた際も、試算表とは一体何のことだ??と思い、思わずそれはどうやって作るんでしょうか?と聞きそうになってしまいましたw
実際に、資金繰り表や残高試算表など大企業のサラリーマンの立場では見たこともない人も多いのではないでしょうか。
今は、当社も6期目に入り、20行以上の金融機関から数十億円の与信取引ができるようになりましたが、最初のころはそもそもの中小企業が資金調達をするルールが分からず、四苦八苦した記憶があります。
逆に経営者の立場では、資金調達ができ売上・利益のフローをちゃんと作れれば、その他サラリーマンに求められる規律や高度なスキルなど不要とも言えます。
私の場合、特段来客がない日は、短パンにサンダル姿で会社に来て、夕方になるとさっさと神宮球場に行ったりしますが、何ら問題はありません。たぶん。
(社員達が内心どう思っているのかは知りませんがw)
あくまで個人的な考えですが、サラリーマンと経営者ではスキルやマインドにこんな違いがあるのかな、と思いました。
いや、、こんな記事を書いていると、つくづく自分はサラリーマンに向いていなかったと改めて感じてしまいますw
みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
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