やってしまった話 ローン契約①

こんにちは、マーブルの高野です。

実は、私も収益物件を購入して「やってしまった・・・」という経験がいくつかあります。

これは先日、私が個人保有していた物件を売却した際の話です。

買主さんの融資承認もおりて売買契約も無事終わり、あとは2日後のクロージングを待っている時、私が借り入れていた銀行より急な連絡がありました。

 

銀行担当「申し訳ございません、至急ご連絡がありまして」

わたし「いかがされました?クロージングまで積み残しはないと思いましたが、、」

銀行担当「私も気が付いていなかったのですが、実は今回の契約、期限前弁済に違約金が発生するようになっておりまして・・・」

わたし「え、、、ホントですか?契約時、その説明なかったですよね?」

銀行担当「はい、申し訳ございません。返済が3年以内の場合、残債の1.5%の違約金が発生する契約となっていたようです」

わたし「え、冗談ですよね!? そもそも借入時から1-3年以内での売却を予定していたので、そもそもそういう条項が付くのであれば借りていないとおもいますが。とりあえず契約書みて折り返します」

契約書を見たところ、第七条に下記の文言が入っておりました。

 

「ほんとだ、記載がある。」

・・・・さすがに、絶句しました。

仮に1.5%支払う場合、数百万円のペナルティとなるため、売却益の半分近くが消し飛んでしまい、想定リターンが大きくブレることになります。

 

私が借り入れた当時、銀行との金銭消費貸借契約(=ローン契約)とクロージングを同日に行うという日程だったので、契約書の確認もそこそこに調印し、速やかに資金移動に移ることにした記憶があります。

当時の記憶をたどりながら、まずは、銀行に折り返しの電話をすることにしました。

 

わたし「おっしゃる通り、契約書には違約金の旨、記載がありました。しかし、契約時にこの点説明はありませんでしたよね。契約書の読み合わせもせず、すぐに調印⇒資金移動に移ったと記憶しております」

銀行担当「すみません、どの程度の説明をしたかはっきりと記憶にないのですが、、銀行としては契約書に書いてある以上、頂かなくてはならないのですが・・・」

わたし「契約書に調印しているとはいえ、さすがにこれはインパクトが大きすぎます。一度、御行内で協議いただけませんか?」

銀行担当「承知しました。では一度上席と協議の上、折り返しします」

 

 

これはまずい。。1.5%もの違約金を支払うのであれば、今売らない方がリターンが高いかもしれないと、頭をよぎりました。

しかし、すでに買主さんとの売買契約を締結し、手付を受領している以上、こちらから売買契約を破棄することで手付を倍返しする必要があります。

しかも、個人保有物件とはいえ、不動産屋の社長が一方的に売買契約を破棄するなど、やるべきではありません。

 

色々と考えていた時、電話が鳴りました。

銀行上席「この度は決済前にご迷惑をおかけしました。一度、ご訪問させていただき、今回の件についてのご説明をさせていただきたいのですが・・・」

 

・・・・つづく

 

みなさまの投資の一助になりましたら幸いです。
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